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宮藤官九郎の小部屋の中の引出しの三段目の日記帖

2013年6月

2013年6月1日(土)
朝奥さんの誕生会やってあまちゃん本打ち。あと2週を残してどう着地するかを議論。そのまま新宿ロフトへ。ニューロティカのライブでゲストギタリストとしてアンコールを含め5曲弾いた。弾けてなかったけど楽しかった。あんな楽しいバンド他にないよ。今夜は改めて曲の良さも実感した。そう言えば、ハチミツ二郎さんが楽屋に来た時、坊主頭の男性を連れていたので、よく見たらバイきんぐの小峠さんだった。あっちゃんの大ファンらしく、会ったら号泣して崩れ落ちてた。申し訳ないけど笑った。彼の気持ちを代弁して「なんて日だ!」と何度も叫んだ。打ち上げは娘がぐずり出したので先に帰る。3時間半もライブみたらぐずりもするわ。タクシーの中であっちゃんから「実は奥さまにバースデイケーキ用意してたんですよぅ」というメールを頂き、今度は俺が泣いてしまう。なんて日だ!なんてピエロだ!

2013年6月2日(日)
安齋さんとWASIMOサイン会。個展を見せて頂いたのですが、なんだかもう、懐かしいのとバカバカしいのが山ほど並んでいて素晴らしかったです。終わってお茶して帰宅し、ザ☆たこさんのライブに行きたいのをぐっと堪えて台本直し。

2013年6月3日(月)
あまちゃん145話。

2013年6月4日(火)
あまちゃん146話。あと10話。ようやく12週の完パケを観る。これは…知ってても胸が締めつけられる。

2013年6月5日(水)
あまちゃん147話。あと9話。映画『きっと、うまくいく』を観る。ちょっと、うまくいき過ぎ?でも面白かった。凄く才気走ったシークエンスがひとつあって、それだけで料金に見合うと思った。ただ、ぶっとんではいない。インド映画もウェルメイドが主流なのかなあ。そのあと、バルトでトークショー。草彅くんは今夜も天才的で参った。とうとう「エノケンさん」って言っちゃった。

2013年6月6日(木)
148話。あと8話。マッサージ行ったらものすごい力で押された。バウスシアターで爆音上映会『キャリー』を見る。昨日の流れで邦題をつけるなら「やっぱ、うまくいかない」ですね。見る度に印象の変わる映画だ。やたら悲しい時と、やたら笑える時がある。今日はやたら笑った。

2013年6月7日(金)
家族3人で『中学生円山』改め「やっと、とどくかも」を観に行く。朝10時5分の回なのに意外と席埋まってた。もっと大きいスクリーンでやってくれてもいいのに。8歳の娘に自主トレはピンと来たのだろうか。夜「まるやま」と言いながら前屈してた。完成してから何度も見たけど、技術的に反省する部分はあるけど、それを補って余りあるオリジナリティを実感できたので良かった。あと2回は見る予定。あまちゃん149話煮詰まる。髪を切る。明日本打ちなのにぃ。

2013年6月8日(土)
149話。あと7話。150話までは届かなかった。18時から本打ち。24時に帰宅して闇太郎。10日と12日のトークショーの質問に目を通して就寝。

2013年6月9日(日)
あまちゃん150話。ついに最終週だ。夜はロックバーに顔出して帰って寝て起きて文春書いた。

2013年6月10日(月)
最終週のペース配分を考えつつバウスシアターで『天使の分け前』を観る。ケン・ローチ。一貫して少年と暴力をテーマにしつつ、今回はなかなか良い話だったなあ。夜はヤンさんとトークショー。本当に素晴らしい俳優で監督なのにトークになるとエロい話ばかりになるのはなぜだろう。面白かったからいいけど。終わってお疲れ会。短い時間でしたが楽しくて、ちょっと色々あって落ち込んでた気分が少し上向きになった。また映画やろう。明日から最終週だ。

2013年6月11日(火)
151話。あまちゃん書きながらいつものようにTBSラジオ「たまむすび」聞いてたら、町山智浩さんが電話出演して『あまちゃん』を熱く語り出した。え!アメリカで見てるの!?嬉しい。でも恥ずかしい。やっぱり俺は褒められ慣れてない。照れくさくて「わーわー」と声を出してしまった。かと言って嫌なわけではないので、ラジオを消すのではなく、俺がラジオから離れるという、おかしな行動を取ってしまった。ボリューム下げればよかった。夜はNHKで取材。玄関で能年ちゃんとすれ違った。おっ、ヒロインの顔になったなと思った。そんな俺はちっとも脚本家の顔じゃなかったようで守衛さんに呼び止められた。大友良英さんと対談。東北人特有の腰の低さに驚く。

2013年6月12日(水)
151話上げて152話に入る。さすがに最終週だから慎重になるなあ。夜はロフトでエンケンさんのワンマン。ベスト盤の曲をほとんど演るらしい。『ラーメンライスで乾杯』における鈴木茂さんのギターが本当に素晴らしかった。泣く泣く途中で出てバルト9へ。中学生円山。奈良美智さんと対談。映画の本質的な部分にさり気なく触れて下さった。遅刻と3人で新宿で乾杯。すごい楽しくて、もっと喋りたかったけど、あまちゃんが気になるので早々に帰る。ごめんなさい。奈良さん。ありがとうございました!

2013年6月13日(木)
152話。あと4話になっちゃった。1時間です。終わるか?終われるか?終わるならキレイに終わらないといけない。できれば終わりたくない。こんな気分はさすがに初めてです。朝ドラってすごい。

2013年6月14日(金)
153話。初めて書いていて「尺足りない?」と思ってしまった。決してそんな事はないのだろうが。なので「……」をちりばめてみた。夜は男子はだまってなさいよを観る。もうなんか、面白すぎて呆れた。最近もう「くだらない」も死語だと思うし「くだらない」に甘えたら堕落するとすら思ってたけど、ここまで来るともう、どうでもいい。ほんと。笑いの質とかどうでもいいよな細川くん。俺はそう思う。面白いには勝てない。終演後少し呑む。

2013年6月15日(土)
急遽25週の本直し用にNHKで打ち合わせ。ずっと気になってた城山羊の会をようやく見る。ラストシーンが凄すぎて途中のことすっかりぶっ飛んでしまった。こんな風に周到にダメ人間を描かれたら何も言えない。圧倒されました。帰ってご飯食べて154話に入るつもりが本直しと文春コラムで力尽きてしまう。ビール飲んじゃったしなあ。

2013年6月16日(日)
午前中は娘とお友達を連れてボルダリング?壁登るやつ。ひとりだと飽きっぽいけど競争相手がいると盛り上がるんだな。そば食って154上げる。あと2話だよ。終わりたくないよ。と半泣きで155に入る。

2013年6月17日(月)
155からの156。つまり最終話。たった今書き終わりました。日付変わって6月18日午前2時34分です。まあ、これから直しを入れるわけですが。自分らしい終わり方と、朝ドラらしい終わり方の、どちらを取るか、実はこの4、5日揺れに揺れていました。結果、俺らしくもなく、たぶん朝ドラらしくもない終わり方になったんじゃないかと思う。仕方ない。俺は朝ドラの最終回を見た記憶がない。しかも、俺らしい終わり方なんて自分じゃわからない。というわけで「こうなるよね」というラストだと今は思う。わからない。変わるかも知れない。とりあえずお疲れ俺。バウスシアターの前を通ったら、中学生円山の書き割り発見。29日から上映するそうです。やったあ!毎日見れる!

2013年6月18日(火)
8時過ぎに起きて本を読み直す。細かく修正してたら尺が伸びてしまった。そしてお昼になってしまった。お昼食べてビール飲んで寝て起きてマッサージ行ってビール飲んで晩飯食って寝て起きて。やることねえな。こういう時はゴッドタンのDVD観るしかない。あるいは久し振りに「タキモトの世界」を読もうかな。あ、13週の完パケを何日か前に観た。うん。ここから観ても大丈夫、だと思う。アキを応援して下さいと願うばかり。もちろんユイも。ついでにいっそんも。

2013年6月19日(水)
やることねえなあ。もう。秋の芝居の構想を整理し始める。もう書き始めてしまった方が楽かも知れない。『イノセントガーデン』パク・チャヌク。完璧。映像的なこだわり。様式美。ワンカットの集中力。ただ、全く同じ演出で韓国人キャストだったら果たしてどう感じるんだろう、と思った。やっぱニコール・キッドマンではキレイ過ぎで生々しさに欠けるような気がしました。あ、でも主演の女の子は素晴らしかった。

2013年6月20日(木)
ああ。やることねえ。ウソです。あるのに腰が重いのです。『不道徳教室』を見ました。大森南朋さんのダメ男ぶり素晴らしい。女優が全員素晴らしい。岩松さんの自分の書いた台詞を完璧に言うスキル素晴らしい。みんな素晴らしい。なんか今月は演劇を見ているなあ。夜、NHKで本打ち。「面白いけど物理的にちょっと難しいシーンが…」と言われた。分かっていたので素直に従いつつ「面白いけど」に寄りかかって我がままも言わせてもらった。帰って25週直して一杯ひっかけて帰る。

2013年6月21日(金)
高校中パニック小激突!(以下、高中小)のプロット書き直し。ちなみにこのタイトル『高校大パニック!』と『暴走パニック大激突』の合わせ技であることに反応する人が思いの外少ない。まあいいか。夜、吉村秀樹会に顔を出した。行った時間のせいもあるかもしれないが、湿っぽくない暖かい会で、かえって後からしみじみ喪失感。写真や、使用機材、私物の展示があったりした。場所がライブハウスだからステージがあって一応用意してあったのですが、吉村さんの歌は吉村さんしか歌えない。それでまた喪失感。鳴らないハイワットのアンプ。スピーカーに奈良美智さんの手描きのイラスト。そう言えば俺もハイワットのアンプヘッドを手に入れて、だけど使いこなせなくて吉村さんに相談したなあ。いろいろ親切に教えてもらった。だけど結局マーシャルに戻ってしまった。ハイワット使ってみようかなあ。

2013年6月22日(土)
娘の授業参観。うーん。集中力が無いのは俺譲りだな。夕方、URASUJIに顔出す。夜はあまちゃん15週完パケ。いいんじゃないですか?

2013年6月23日(日)
あまちゃん最終週の本直しに向けての打ち合わせ。我がまま通じなかった。でも仕方ない。直す。スタッフがお疲れの会を開いてくれた。あれ?書き始めてからあまちゃんスタッフと1回も飲んでなかったわ。そうかー。終わったんだなと初めて実感。明日からの東京編はいち視聴者として見れるぞ。

2013年6月24日(月)
あまちゃん73話リアルタイムで観る。書いた本人もビックリした。そうかー、こんな感じかー。いや完パケ見て知ってはいたけど朝見たわけじゃないので。度肝ぬかれたあ。これ書いたのいつだっけ?と日記を読み返したら今年の1月10日だね。どうかしてたのかな。まあでも面白いのは間違いないし、ここまで見続けて、アキのことを娘や孫だと思ってくれている人なら見守ってくれるはずだ。がんばれアキ、がんばれユイ。いっそん。と言いつつ不安で明日放送分の台本を読み返す。あ、これなら大丈夫。で、本直し。そう言えば宮古のライブハウス、カウンターアクション宮古の社長さんから、大量の牛肉が届いた!あまちゃんのおかげだ。奥さんの実家ですき焼き。美味しかったです。

2013年6月25日(火)
あまちゃん74話。ちなみにマンションの女、大久保さんは俺の指定じゃないけれど、絶妙だと思いました。アキが「岩手県北三陸から来ました!」って言う瞬間、何度見ても胸が熱くなる。で、ついに太巻さん登場。二度寝して起きて事務所で打ち合わせ。渋谷に移動して週刊プレイボーイの対談。みうらさんにも海女関連のコラム依頼が来たそうです。なんかすいません。原宿で風とロックあまちゃん特集の取材。なんか、終わったようで終わってないなあ。

2013年6月26日(水)
あまちゃん75話。君でもスターだよ。この回想シーンの配役も絶妙だなあ。伊賀さんと対談。昨日に続き飲み屋での対談なのに飲めないジレンマ。辛い。NHKであまちゃん関連取材。ネタバレに異様なまでにナーバスな視聴者が多いということで言葉を濁しすぎて、不思議発言連発。帰宅してご飯食べて久々に『高校大パニック』見る。博多編。自主映画の方。まず15分という尺に度肝抜かれた。そうか。これを元に劇場版を作ったんだ。にしても15分。あまちゃん1話分だぞ。そこに全てが詰まっている。そういえば劇場版の「高校大パニック」のDVD持ってないわあ、と思いネットで探してたら、とんでもないものを見つけてしまった。ねつ造した俺のサインが7千円で売りに出されている!これはひどい。サイン自体は…ひょっとしたら俺が書いたものかもしれない。「ファンです」と色紙とマジックを差し出されたら書きますからね。けれど、そこに明らかに俺の筆跡じゃない字で「あまちゃん」と書かれている。さらに「ボクの故郷は宮城です~」と東北に向けたメッセージまで。これで7千円。ひどい。ちょっと信じられない。冗談じゃない。この怒りどこにぶつけていいか判らない。とりあえず、当分サインはしない。出来ません。ごめんなさい。絶対に買わないで下さい。

2013年6月27日(木)
あまちゃん76話。松尾さん登場。さすがだ。津田寛治さんも確実に爪痕を残して下さった。そして安部ちゃん再登場。あまちゃんは確実に次のステージに入ったなあ。その一方で、中学生円山も終わったわけではありません。吉祥寺バウスシアターではまだ始まってもいません!29日からレイトショー上映始まります。あまちゃん終わったし、好きなだけ観れる!トークショーの予定もありますが、それ以外の日も劇場付近をウロウロしてると思います。未見の人、観に来て下さい。

2013年6月28日(金)
あまちゃん77話。なんかGMTのメンバーにすっかり感情移入している。みんな達者だ。ちゃんと役を掴んでいる。渋谷で勝新太郎の監督作『顔役』をついに見た。いちいち斬新。ずっと斬新なので途中で何を見てるのか分からなくなる。被写体が近すぎてピント合ってない。途中からラジオドラマ?だと思うことにした。でも、勝新にはこう見えてるんだろう。圧巻です。執筆して、夜は吉祥寺のライブハウスGBを覗く。シズオバンド→GDフリッカーズ→舞士。でっかい音でロックを聴くのは久し振り。

2013年6月29日(土)
大パルコ人。なかなか軌道に乗らないなあ。頭が痛い。背中が痛い。眠い。頭が切り替わらない。まあ焦ってつまらないものを書いてページ稼いでも仕方ないからな。夜、中学生円山をバウスシアターで観た。お客さんと観るのは3回目?4回目?毎回リアクションは違うけど、幾つかのシーンで観客の気持ちがひとつになる瞬間があるように思う。それは笑い声ではなく、もっと個人的な反応だけど、信頼できる感覚だと思う。帰って大パルコ用に借りたDVDを観るもヒントを得ることはなかった。

2013年6月30日(日)
あまちゃんの劇伴の録音へ。4曲ほどギターを弾いて来ました。どの曲かは俺と大友さんだけが分かってればいい、くらいの気持ちで。東京ドームで『嵐のワクワク学校2013』を見て来ました。これについては文春に書きます。アメ横女学園の『暦の上ではディセンバー』が着うたで1位になったらしい。脚本家が3分で書いたという歌詞を改めて読んで戦慄。なにこれ。ぜんぜん覚えてないわあ。一応筋が通っている。これが書ける俺はまだまだ大丈夫だと思った。まあ、自作の歌詞の中で不動の最優秀賞は『マンハッタンラブストーリー』における架空のバンド「少年レントゲン」だ。♪さあ吸って吐いて息止めて 少年レントゲン~ 今でも時々口ずさむ。